志望動機書で留意すべきこと

SPI数学塾社会人

SPI数学塾吉田です。
志望動機書は読んで字のごとく、出願に至った経緯、決断の決め手となった一番の出来事などを時系列で述べるものです。
ただ、採点者・面談者の覚えを良くするものでないといけませんし、その文章から志望者の賢さ・人間性・価値観等を伝えられる内容を込め、周囲に良い影響をもたらしてくれる人間と期待させる文章である必要もあるでしょう。

志望動機書は自分という商品を売り込むセールスレター
云わば、採点者・面談者へ自分を売り込むセールスレターである必要があります。
志望動機書が好印象であればあるほど面接に上がれる可能性が高まりますから、全身全霊の思いで書いていく必要があります。
ただ、出願者の気合だけだと空回り・独りよがりになる可能性がありますので、ツボを押さえつつ、話をドラマティックに展開させて行ってほしいのです。
若い方でも一度くらいはセールスの話を聞いたことはあると思います。
一流のセールスパーソンは小ネタを散りばめさせ、興味付けをさせていくのが上手だと思います。
話を聞いている内に最初は関心がなかったことでも、聞きこんでしまったり、ついつい質問をしたり等することがあるかもしれません。
実際のセールスでは聞き手の予算の問題がありますので、更にそこから障壁を乗り越える必要があります。
しかし、志望動機書については当然金銭的な問題はありませんので、興味付けをできるか否かが勝負になるわけです。
この相手に興味付けができる能力は新しくお世話になる環境(学校・職場)でも活かされる筈ですので、将来を見据えて、能力向上に努めましょう。

志望動機書のノウハウは小論文の学習と通じる。
小論文は自分の考えの正当性を根拠を持って説明していくのですが、自分の考えを書いているだけだと説得力に欠けますし、何より読んでいて楽しくなく、感動もない文章になるでしょう。
やはり、他者の意見にも耳を傾け、賛同する個所も入れておきたいです。
更に過去・現在・未来、対象となる地域で自分や他者の意見がマッチしてるのか否かも述べておきたいですね。
例えば、分かりやすい例として、地球温暖化の問題が挙げられます。
確かにコロナ前の頃であれば、先進国においては二酸化炭素排出規制が当然のコンセンサスでした。
一方、開発途上国は先進国が辿ってきた工業・インフラ工事・ガソリン車利用を十分には経験しておらず、そういった開発途上国に二酸化炭素排出規制を強いるのはアンフェアだとなってました。
しかし、石油産出国ロシアのウクライナ侵攻の後、原油高・原油不足が急激に起こり、先進国でも二酸化炭素排出規制等言っている場合ではなくなったりもしました。
電気自動車の時代からガソリン車・ハイブリッド車の時代に戻ってきたのです。
地球温暖化という身近な話題でも、これくらい時と場所で考えが変わるわけですから、どの考えにおいても正当性だけでなく、懸案事項も存在するわけです。
そう考えれば、自分の意見と他者の意見をうまく戦わせられますし、同意するところ、自分の意見が上回るところなどを整理して書いていけると思います。
うまく整理して書いていけば、読み手に共感が得られやすいですし、書き手の賢さも伝わりやすくなると思います。

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