おはようございます。
新大阪の個別指導‐SPI数学塾の吉田です。
数学：絶対値
中高一貫の私立中学生に限りませんが、絶対値に対し苦手意識を持つ生徒は多いです。
絶対値とは数直線中央０からの長さ・距離を表すものであり、例えば、l -5 l=5となります。
これが普通の数字だけなら良いのですが、xy等の文字が入り、方程式・不等式・関数で出現します。
そうなってくると、場合分けを理解しておかなくてはならず、かと言って、実際の計算では速く解くために場合分けを使わず解く手法を学ぶため、混乱してくるのです。(ましてや、複数ある絶対値の方程式になると尚更)
このような絶対値が入った方程式や不等式は高校で習いますが、中高一貫私立中学では2年までに学習します。
勿論、時間に余裕を持ち、過去の学習範囲をしっかりと復習したうえで、習うのであれば乗り越えられると思います。
しかし、私立中学に在籍していると、そんな時間が与えられません。
一つ一つ学んだことを習得して、自分のものにする必要があるのです。
このように定期考査が終われば、履修範囲についてはお終いとはなりません。
次に進む単元では、過去に学んだ内容が身についていることが前提で、授業が進んでいくのです。
これが数学・英語の積み重ね学習の恐ろしさです。
勿論、学んだ時は習得していても、一定の時間が経つと頭から抜けてしまうことも多いです。
新しいことを学べば、頭脳が勝手に過去の知識を整理してしまうかのように。
それを避けるためには、授業で学んだ内容の理解だけでなく、少し突っ込んだ内容まで学習してしまうことです。
作業的な学習だと抜けるのが早く、少し手こずるような問題を解くことで印象に残るのです。
それから、学校では様々な実力テストが実施されると思います。
ベネッセ・河合塾・Z会・駿台等が学校のレベルによって採用されています。
仮にこれらのテストが学校の成績に関係なくとも、自分自身の学力チェックとして、しっかり対策を立てて、臨むべきです。
中高一貫私立中学生は高校受験がないため、復習の勉強が手薄になります。
だからこそ、実力テストに対してもモチベーションを持つことが重要なのです。
数学検定の罠
数学検定を学習することは良いことです。
しかし、自分が受ける級が学校の進度に合致してるとは限らず、自分に無理をさせてしまう可能性があります。
更に言うと、皆目見当がつかない問題に対して勘や適当に解答する癖が付きかねません。
個人的には実力テストを優先させるべきと考えます。
#中高一貫生数学
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