
おはようございます。
新大阪の個別指導‐SPI数学塾の吉田です。
数学:正負の数
意外と思われるかも知れませんが、中高一貫の私立中学生が最初に躓く単元は数学でしたら「正負の数」です。
小学校までの算数でしたら、視覚的に捉えられる世界と申しますか、計算に関しては、そろばんで解決できる世界だったのです。
しかし、中学1年の「代数」の初っ端で「正負の数」という今までと違う視点を持つことが強いられ、戸惑ってしまう生徒がいる分けです。
学校の先生はそれを数直線を使って、0を挟み右がプラスで左がマイナスと教えますが、プラスの世界は物差しで納得できますが、マイナスの世界は頭の中で整理できない世界になるのです。
そして、更にマイナス×マイナス=プラスだとか、-(ー2)=+2等と話が進んでいくと、混乱というより数学が嫌になってきます。
正負の数を習い始めた中学生にとっては、学んだ数学(代数)が「正負の数」だけであり、今後とも無理やり納得させられる勉強が続くと思えば、嫌になる生徒が出てきても無理はありません。


もしお子様が上記のような悩みを抱えてるなら、言ってあげましょう。
「夜空を見てごらん。夜空に輝く星は地球から何万光年も離れた場所にあるんだよ。宇宙ってどこまで広がるんだろうね。宇宙に外側があるのなら、何があって、それがどこまで続いてるんだろね」とでも。
要は、世の中は合理的な説明がつかないことで溢れています。
地球の内側もそうですし、多くの人は真理を知らないまま生きていることがたくさんあります。
だから、「反対の反対は賛成」という感覚で、「マイナス×マイナスはプラス」と覚えようと私は諭してきました。
そもそも普段使っている単位である1時間や1メートル、1円、1℃等も人間が作った単位であり、それを覚えて生きているだけなのです。
通貨なんて国によっても異なるし、物価が上昇してくれば、1円の価値が説明できなくもなりますよね。
マイナスはなくても良い概念なのですが、ある方がより便利というものです。


自動車でも同じ。
車の原理的なことを免許取得の際には学びません。
安全に運転ができるよう、車の操作を学ぶだけです。
何事も覚えることからスタートするのです。
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