
おはようございます。
新大阪の個別指導‐SPI数学塾の吉田です。
今回は「高卒採用で大学通学支援を行っている企業」の案内です。
コロナ前にまで遡るのですが、専門学校卒で就職をされて当塾に通っている生徒さんがおられました。
その方曰く、勤務中の会社から給与を頂きながら、大学に通学できるというのです。
現業職であり、より専門的な知識を習得すべく、私立大工学部に進学されました。
昨今、名鉄名古屋駅前再開発が白紙撤回されるなど、現業職の職人さんが不足していると言われております。
そんな状況下、工業高校から就職への再評価が叫ばれております。
ただ、生徒さんや保護者からすると、大学進学への思いもあるでしょうから、高卒採用で大学通学支援を行っている企業について調べてみました。
統計や企業の最新動向を見ても、単なる一時的な流行ではなく、今後さらに加速していく確実なトレンドだと言えます。
結論から申し上げますと、「高卒採用を増やす、あるいは新たに開始する会社」は今後も増え続けます。
その主な理由と、2026年現在の最新動向を整理しました。
1. なぜ「高卒採用」を増やす企業が増えているのか?
企業側の狙いは、単なる「人手不足の穴埋め」から、より戦略的なものへ変化しています。
- 「金の卵」の再定義: 2026年現在の高卒求人倍率は4倍を超える超売り手市場です。企業は大卒者の採用難に直面しており、若くて吸収力が高い18歳を「自社で4年かけて育てたほうが、下手に大卒を採るより戦力になる」と考え始めています。
- 「人的資本経営」の浸透: 学歴ではなく「個人の意欲と能力」に投資する姿勢が、企業の評価を高める時代になりました。高卒生に対しても、大卒と遜色ない初任給や、前回お伝えした大学進学支援を用意することで、優秀な層を囲い込もうとしています。
- 若手層の確保: 30代・40代の中途採用が困難な中、社内の年齢構成を適正に保つためには、10代を継続的に採用し続けることが不可欠となっています。
2. 具体的に「増やす」と答えている企業の割合
最新の調査(2025年〜2026年発表)では、以下のようなデータが出ています。
- 採用予定数の増加: 2026年卒を対象とした調査では、**約3割の企業が「高卒採用の人数を増やす」**と回答しています。
- 新規参入の増加: これまで大卒採用しか行っていなかった企業が、直近5年以内に高卒採用を開始した割合も3割以上にのぼっています。
- 業界の広がり: 伝統的な製造業・建設業だけでなく、IT、金融、保険、コンサルティングといった業界でも高卒採用の枠を広げる動きが顕著です。
3. 2026年以降の「高卒採用」の質的変化
単に人数が増えるだけでなく、採用の「中身」も変わってきています。
| 変化のポイント | 以前の傾向 | 2026年以降の傾向 |
| 給与水準 | 大卒と大きな差 | 平均20万円超の初任給を提示する企業が急増 |
| 職種 | 生産現場・現業職が中心 | ITエンジニア、事務、総合職候補への拡大 |
| 育成・福利厚生 | 現場でのOJTのみ | 大学通学支援、奨学金返還支援、社宅完備など |
現場の先生へのアドバイス
「Fラン大学への進学」に不安を感じている生徒にとって、今の高卒就職市場は**「過去最強の条件」**が揃っていると言えます。
もし生徒にアドバイスされるなら、以下の視点を伝えてみてはいかがでしょうか。
「今は、会社が君たちを『4年早く社会に出るプロ候補』として奪い合っている状態だよ。無理に借金をしてまで大学に行かなくても、会社が学費を出し、働きながら学べる環境を用意している優良企業がたくさんある。自分に合った『学び方』を選べる時代なんだよ。」
このように、高卒就職を「進学の代わり」ではなく、**「学びと仕事を両立させる先進的なキャリア」**として提示することで、生徒の選択肢が前向きに広がるはずです。
もし必要であれば、生徒さんに配布できるような「高卒就職のメリットと最新企業事例」をまとめた簡易的な資料案を作成することもできます。いかがでしょうか?

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