半導体メーカー・ロームの下落はいつまで続く?

半導体 テクニカル分析

こんにちは。バリュー株テクニカル分析の吉田です。
株式投資でバリュー株の買い場に役立つテクニカル分析のブログを投稿していきます!
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今回は京都の半導体メーカーのローム
AI半導体が活況を呈し、ニッチの強みを持つ日本の半導体製造装置メーカーの株価が爆上がりしています。
同じ京都で半導体ウエハ洗浄装置で世界ダントツのSCREENホールディングスは1年で株価が数倍にもなっているのに対して、ロームの株価は対称的な位置にあります。
京都には優良メーカーが多数存在しますが、ニデック・オムロン・日本新薬等の株価が低迷してきました。
しかし、そのニデックは3月18日から株価が跳ね上がってきました。
低調が続くロームもいつ上昇トレンドになるかわからず、早めに対策を打っていきたいですね。

このロームの株価下落の要因ですが、東芝への株式公開買い付けで日本連合の1社として参加したのですが、その投資額が3000億円であり、その効果測定が見出しにくいところにあります。
ロームと東芝はパワー半導体での協業に期待が寄せられていますが、今のところ、様子見の雰囲気となっているのでしょう。
昨年は半導体メーカーの業績は良くなく、ロームもその例にもれず、SBI証券が目標株価を3925円から3800円に引き下げました。
下図は日足チャートですが、2023年以降の幾つかの高値を結んだトレンドライン(白斜め直線)が見事に機能しており、上がってもこのトレンドラインにぶつかると下落しています。

一方、下図は週足になりますが、幾つかの高値安値を結んだトレンドライン(横白直線)で株価が止まっている時が多いのが見受けられます。
このトレンドラインはかなり強力と思われまして、価格でいうと2340円です。
この辺りまで下がると、一度上昇に転じたり、揉み合ったりすると思います。
ここでダブルボトムや逆三尊になったりすると、最高の買い場になると思われます。
現実、下落率は日を追うごとに和らいでおり、そろそろ感は見て取れます。
また、ハイテク株に関わらず、PBRが何と1.0倍、PERも20.2倍です。
今を時めくPER53.5倍の東京エレクトロンも下落の底だったときは25倍程、配当も2.5%程になっていました。(この時に買おうか真剣に迷ってました。今となっては本当に後悔。)
次世代半導体と言われている、脱炭素・EV普及に欠かせないSicパワー半導体では日本No.1ですし、同業で株価が低迷していたレゾナックHDは上昇トレンドになっています。
懸念材料としては、EV関連がネガティブになっていること、中国市場でしょうかね。
ガソリン車が見直され、テスラがこの2年程下落してますから。
同じ京都のオムロンはFA関連で中国依存が強く、株価が大きく下がってますし。
そういった点は引っ掛かりますが、チャートとしてはもう少しのガマンで買い場到来と見ており、ウォッチを続けたいと考えています。

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